最近はフリーランスブームもあってか、「どういう働き方をしているんですか?」「退職前に何を準備しておいたらいいですか?」と、質問をいただくことが増えました。
特に”保育士”となると、まだ前例が少なく悩んでしまいますよね。
そこで、今回は私がフリーランス1年目にして良かったことをまとめてみました。
保育士に限らず、「これから働き方を変えたい」「フリーランスが気になっている」という方にも読んでいただける内容にしました。
私も退職したからといって、すぐにやりたいことが決まっていたわけではないので、路頭に迷いまくっている方の参考になればと思います。
目次
退職理由を明確にする
「働き方を変えたい」と思ったなら、少なくとも今までの働き方に不満や疑問があったということですよね。
自分が何を変えたいのかを明確にすることで、より自分の希望する働き方に近づきます。
私のもともとの仕事は保育士。
大変なこともたくさんありましたが、それ以上に毎日学びや感動があり、仕事もとっても楽しかったです!
じゃあ、なぜ仕事をやめたか?それは主に4つの理由からでした。
お給料への不満
保育士といえば、まず出てくる項目!職場環境には満足していたけど、お給料だけが最後まで満足できませんでした…(笑)
立場的には中堅以上になっていたけど、手取り10~15万円の世界です。
保育園の一大イベント、運動会担当もやって、実習生指導もして、後輩も育てて、これかぁ…と、小さな不満の積み重ねがあったことは確かです。
10年続けたところで、昇給する額も、保育業界では期待できませんでした。
一生保育士は無理
これは体力的な問題が大きい!
子どもとのオニごっこに手を抜くようになってから、「あ、これあと何年も続けられないかも…」という気持ちが襲ってきました(笑)
週5日は働きすぎ問題
フルタイム勤務は1日8時間×週5日働くスタイルが基本ですが、
「あれ?この生活定年まで続けたら、やりたいことやる時間なくない?」
と、ふと気づきました。
外の世界を見てみたい
いろんな仕事をしてみたい、いろんな働き方を知りたい、保育業界以外の世界を見てみたい…
自分の好奇心を止められなくなったのも、退職の決め手でした。
退職理由を自分の中で整理しておくことが大切。この理由を改善するためにやめたのですから…!
まとめると、私の場合は
- 仕事に見合う(満足できる)お金を得ること
- 体力的に続けられそうな仕事を見つけること
- 週5日働かなくていいスタイルを確立する
- 好奇心のままに、いろんな仕事に挑戦する
この4つを軸に、今後の働き方を模索していくということです。
退職前に確保しておくべきもの
仕事がなくなる=収入がなくなる、ということでもあります。
生活が不安定だと、精神的に非常によろしくありません!!!
この問題を解決するのに大切なことは2つ。
- しばらく生活していけるだけのお金を貯めておく
- 頼れる場所を用意しておく
どっちもあれば最強。せめてどちらか1つは確保しておきましょう。
頼れる場所というのは、何かあったときに助けてくれるコミュニティ。
たとえば、いざとなったら実家に帰ろうとか、結婚しておくとか。
私はお金はなかったけど(笑)いつでも実家に帰れる状況で結婚もしていたので、最悪死ぬことはない状況だったから不安なく退職することができました。
収入が安定してくるまでは、バイトするとかも全然ありですよ。
精神の安定なくして成功はなしです。
やって良かった5つのこと
退職後の1年は、かなりゆるーく、好きなことをしたり、勉強したり、お仕事したりしていました。
2年目になって仕事が順調になってきたところで、「去年これやっといて良かったー!」と感じたものを紹介します。
1、やりたかったことをやる
せっかく仕事をやめて時間ができたのだから、やりたいこと全部やっちゃいましょう!
私の場合はプチ留学。約1か月だけでしたが、働いていたら1か月も休めることなんてなかった…!
社会人になってから、「あ~留学しておきたかったなぁ~」と長いこと思っていたので、まさかアラサーのこのタイミングで行けるとは!
退職した翌日からNYへ行ってきました。
今は仕事もちょこっと増えて、やっぱり1か月の休みは取りにくいので、このとき行っておいて良かったなと思います。
2、ヒマを持て余す
次に、ヒマを持て余すことです(笑)
退職後の手続きやら、やりたいことがひと通り終わると、急激にヒマになります!!!
毎日何したらいいかわからなくて、「みんなが一生懸命働いているのに、自分何やってるんだろ…」「自分の生きてる価値って…」というレベルまで達します。
この状態まで来ましょう!(笑)
虚無感の中で、「生きること」や「働くこと」と、徹底的に向き合うのです。
つまり、ヒマ=自分の内面と向き合う時間。ここで考えたことを、これからの行動に生かしましょう。
3、勉強する
自分の中に、なんとなく「こんなふうに生きていきたいな」という考えがありますよね。
私の場合は、退職理由にもなった「お金のこと」や「働く日数」について。
自分の願望をかなえる働き方をするには、どうしたらいいのか。
これを徹底的に学んでいきましょう。
自分の頭で考えているだけでは解決できません。
働き方やお金についての本を読んだり、詳しそうな人に話を聞いたり、ネットで情報収集したり…自分の先をいく人から学びましょう。
4、行動する
「学ぶこと」が大切だと言いましたが、学んだことは実行に移さないと、何も実現できません。
学びながら、気になったことはやってみましょう。
やってみると、「これは失敗だった」「続かなかった」「想定外のニーズがあった」など、絶対に発見があるはずです。
うまくいかなかったことは改善して、行けそうなものだけ残していきましょう。
行動していくと、自分の強みや苦手もわかってきます。
5、いろんな人に会う
個人で仕事をしていると、一人で過ごすことが多くなります。
マイペースな人間にとっては最高の状態なのですが、ちょっと危険でもあります。
考えがどんどん独りよがりになっていくんですよね…。また、周りから刺激がなく、競う相手もいないので、成長速度が遅くなります。
似たような仕事をしている人と会ったり、話を聞いて新鮮な情報を仕入れることも大切だなと感じました。
仲間やライバルがいると、格段にやる気も出てきます!
そもそも私は退職した時点で、具体的にやりたいことがありませんでした。
今でこそ、ノリで「フリーランス」と名乗っていますが、1年目で「私フリーランスになる!♡」なんて思ったこともありませんでした。
いろいろ模索して行動した結果、今のスタイルに落ち着いてきたという感じです。